カニソムリエの誕生

浜坂は、兵庫県と鳥取県の県境近くにある漁港です。大山の火山灰が堆積してできた漁場は栄養満点で、質の良いカニがたくさん育ち、漁獲量も日本一です。
しかし、知名度においてはまだ低く、他の有名漁港には及びません。

そこで、「浜坂のおいしい松葉がに」をもっと広めていきたい、と言う思いから誕生したのが、旅館・民宿の女将さんなどを対象にした「カニソムリエ」と言う制度です。

「ソムリエ」としたのは、ワインのソムリエが、そのワインの味や産地だけでなく、ブドウが収穫されたときの天候まで知っているように、カニだけでなく浜坂のすべてをよく知るべき」との思いからです。

カニソムリエになるためには、3年間・約30回の研修を重ね、厳しい試験に合格する必要があります。
カニの美味しい食べ方や殻のむき方はもちろん、「漁船に乗り込んでのカニ漁見学」、「カニに合うお酒」などの知識、他にも、「接客マナー」や「温泉の効用」、「郷土史」、「地域の観光情報」なども習得した、カニと浜坂のエキスパートです。

シニアカニソムリエを目指す

また、カニソムリエの上級資格である「シニアカニソムリエ」があり、さらに2年間の研修が必要です。
シニアカニソムリエ検定試験は、カニの重さ、色、形などを正確に選別してカニのランクを見分けたり、カニの捌き方や盛り付けの実技審査、歴史や文化の専門家による厳選された難問の筆記試験です。
当宿の主人は、その試験に2010年5月に合格し、シニアカニソムリエとなりました。